スポーツの日を含む三連休中日の10月8日(日)、歌舞伎町シネシティ広場にて「歌舞伎町FOOTBALL LIVE powered by CRIACAO SHINJUKU」が開催されました。
歌舞伎町を訪れる若者をターゲットに、ストリートサッカーの認知向上を目的とした「ストリートサッカー大会」と、東急歌舞伎町タワーのスターバックス前の広場をステージとした「ステージパフォーマンス」が披露されました。
今回このイベントを主催された「クリアソン新宿(CRIACAO SHINJUKU)」さんは、新宿区をホームタウンとした、日本フットボールリーグに所属するサッカークラブを運営されています。
クリアソン新宿さんは、東京モード学園や都立新宿高校との産学連携による活動を行われているほか、フットサル大会の企画や運営も積極的に行われていて、サッカーを通じてメッセージを世界へ発信をされていらっしゃいます。
そして、今回は「ストリートサッカー( 3 vs 3)」やステージパフォーマンスを交えたイベントを開催してくださいました。
「ストリートサッカー」はヨーロッパが発祥とされていて、いわゆる誰もが知っているサッカーとはルールもコートの広さも違い、以下のルールを基にゲームを行います。
・1試合、3分or5分
・フィジカルコンタクトは禁止
・ゴールにボール入れる、又は股抜きをすると得点
・ボールは弾みにくいストリートサッカー専用ボールを使用
・浮き玉でのシュートは禁止
大会などにより、違いもあれば追加ルールなどもあるようですが、通常のサッカー試合よりは時間も短く、さらに白熱したゲーム運びよりも「魅せる」ことに重きが置かれています。
ボールに対して身体的に向かうよりも、「PANNA」と言われる相手の股を抜くボール技などが人気のようです。
また、試合の開始も独特で、チームの相手同士で背中にボールを挟んでからゲームが始まります。
サッカー大会が開催されたコートは、周囲を空気が入った太いチューブのようなもので囲い、両サイドにゴールポストが設置されていました。
試合を見る中で知ったのですが、この周囲のチューブ状の「壁」もうまく使ってゴールを狙う、などの勝ち方もあるようです。
司会の方もおっしゃっていましたが、コンクリートの上で繰り広げられるストリートサッカーの「足音」がテレビなどで見るサッカーの試合とは全く違っていて、何だか「ストリートっぽい感じ」があって、観ているだけでもワクワクします。
参加チームの中には、学生さんでサッカーユニフォームを着用している方もいらっしゃれば、今からサッカーをやる方とは思えないオシャレなストリートファッションで参加するチームも。
しかもその方達は、ストリートダンスを踊るようにボールを扱い、相手を翻弄する技を見せてくれます!
時折魅せてくれる足技やボール捌きも、一瞬の中で披露されるので、ひとときも目が離せませんでした。
(帰り道では、早速スマートフォンで「ストリートサッカー 動画」で検索してしまいました。)
会場に設置されたストリートサッカー体験コーナーでは、海外の方やお子様連れの方も参加されていました。
選手の方のボール捌きに翻弄される参加者の皆さんは、最後は肩で息をするほどに。
ステージでは、早稲田大学所属のバンカライムズによるダンスパフォーマンスが披露されていて、会場の視線を一挙に集めていました。
歌舞伎町の雑踏を一蹴するほどの掛け声と、風を切る踊りが、キラッキラ輝いていました!
喉が渇いて会場で販売されていたレモネードが、大変美味しかったことも思い出に残りました。
とてもお安いのに本格的なお味で、一口含んで美味しさのあまり後ろにのけぞったほど。
新しいスポーツの文化やトレンドに触れることができ、またスポーツの本来の楽しみ方や、そのスポーツが生まれた背景などを考える良いきっかけを創ってくださいました。
今後もクリアソン新宿さんの活動を応援したいと思います!