2018年最後の連休をみなさんはどう過ごされましたか?
そうです、2018年最後の連休といえば、土曜日を含めて12月22日〜24日まで、会社や学校がお休みだった方も多かったことでしょう。
そんな中、歌舞伎町シネシティ広場では12月23日と24日、エンターテイメントシティ歌舞伎町をアートで盛り上げようというコンセプトのもと、シネシティ広場を囲む周囲の建物へ“映像を投影した(プロジェクション)おしばい”が上映されました。
アーティスト高橋 匡太さんによる作品で、DSA日本空間デザイン賞2015の優秀賞も受賞された作品で、「たてもののおしばい 歌舞伎町の聖夜」というタイトルです。
シネシティ広場を囲む新宿東宝ビル、ヒューマックスパビリオン歌舞伎町、第二東亜会館の建物たちがキャラクターをもって“語りだす”ストーリー展開。一回あたり約30分ごとの上映時間で、歌舞伎町の空にうっすら星が見え始めた18時から上映がスタートしました。
広場や、広場を囲む建物の電灯が消され、暗さが増した後、壁面には人の顔が映し出されました。まさにビルが喋っているかのように見えます。
作品に登場されたのは、2018年最もブレイクしたと言われる「ひょっこりはん」さんと、かわいすぎると話題の芸人・スパイク「小川暖奈」さんと、パリピ系芸人として活躍されている「EXIT」さんです。
どこに「ひょっこりはん」さんがいるかわかりますか?
芸人さんならではの軽妙なテンポ展開で会場は一気に引き込まれ、聞きとりやすい滑舌と発音で紡がれるでストーリー展開に空間は包まれました。冬の寒さが一層増すようなお笑いエッセンスも加味されていて、会場では笑い声が湧いたりもしました。
終わった後は、惜しみない拍手が贈られ、30分前に感じていた寒さが、どこかしら和らいだ気持ちにもなりました。
作品の上映のほか、会場では味仙さんによる温かいスープと、伊藤園さんによるこちらも温かいお茶と、キリンさんによるビールが無料で振る舞われました。
連休で歌舞伎町を訪れる方も多く、シネシティ広場へ多くの方が駆けつけてくださいました。
いつもは足元や、その先の地面に視線を落としがちですが、これからはここ歌舞伎町に建っている建物たちそれぞれに歴史や表情があることを思いながら歩けば新しい発見や出会いがあるのかもしれない、そう思えるきっかけをこのアート作品からもらうことができました。
いつも新しい試みに挑戦し、新たな一面に気付かされ、魅せてくれるここ歌舞伎町。
いつまでもワクワク・ドキドキさせてくれる街でありますように。そう聖なる夜に願いました。