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映画にも登場した聖地・新宿大ガード脇壁画を、宝塚大学の卒業生・在学生たちが修復!

2024年10月下旬から11月中旬にかけ、宝塚大学の卒業生と在学生により、新宿大ガード脇の壁画(新宿7丁目1番・新宿大ガード西交差点付近)の修復作業が行われました。

この壁画は2011年、新宿大ガード下の落書き防止対策事業の一環として、新宿警察署、歌舞伎町タウン・マネージメント、新宿区の呼び掛けで、JR東日本、東京都の協力のもと、宝塚大学とHAL東京の学生たちにより描かれました。

虹やウサギ、ネコ、キリンなどが描かれたこの壁画は、大人気映画の1シーンに登場したことにより聖地巡礼の場所として広く知られ、国内の映画ファンのみならず、外国人観光客も写真に収めるほどの人気スポットになっていました。

しかし、今年8月、落書きによって壁画が塗り潰されてしまい、SNS上では多くの悲しい声が聞かれることに…。

落書きで塗り潰されてしまった壁画

これを受けて、宝塚大学東京メディア芸術学部メディアデザイン分野の渡邉哲意教授からの申し出により、壁画の修復作業が行われることになりました。

宝塚大学と新宿区は、地域課題の解決や地域の活性化を図り、地域社会の発展に寄与することを目的とする「包括連携に関する協定」を令和4年に締結しており、これまでも芸術分野の強みを活かしたイベント出展やデザイン制作など、各種事業に取り組んでいます。

今回の壁画修復も、関係者の協力のもと、アニメーション文化の継承や発信、地域への貢献のため、宝塚大学の教授や学生たちによって進められました。

修復作業は、平成23年当時壁画を描いた卒業生を中心に行われ、在学生がサポート。
元の壁画をベースに塗り直され、ゾウやイヌ、カモメなどの動物が新たに描かれました。

【渡邉教授のコメント】
修復期間中には、近くを通行される方から応援の言葉をかけていただきました。
綺麗に蘇った壁画をご覧いただきたいです。

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